レビュー by 0829 #02レビュー by 0829 #02

こんにちは、0829です。
「Drupal 実践プログラミング徹底入門」のレビュー第2弾では、Drupal 6.x でのモジュール作成のための初めの第一歩となる「第2章 モジュールの作成」に焦点を当てたレビューを書かせていただきたいと思います。

Drupalは、コアの機能を期待通りに変更したい場合でも、コアのコードを直接改変するのではなく、モジュールとして実装するように設計されています。
そういう意味では、Drupalでの開発は、イコール、モジュールの作成とも言えるのかもしれません。
この章では、Drupal 6.x で動作するモジュールの作成方法として、ひとつのモジュールをゼロから作成して行く課程について、順を追って解説されています。

なお、例題モジュールでは、フォームに入力されたデータの格納にデータベースを利用しているため、コード内で多少のSQL文が使用されています。
そのため、PHPに関する知識に加え、SQLを含めたデータベースに関する知識を持っていた方が、理解を助けるかもしれません。
と言っても、構文自体は決して複雑なものではありませんので、データベースをあまり得意としていなくても、その構文の意味していることを読み取ることは難しくないと思います。

この章を読み終えることで、モジュール作成における全体的な流れを理解できるだけでなく、例題モジュールに実装されている様々な機能を把握しておくことで、関連する各章での理解をより深めることができるようにも構成されています。
例えば、ここで作成する例題モジュールでは、ノードへの任意のフォームを追加する方法、フォームに入力された内容をデータベースに保存する方法、現在のユーザに応じた処理を行う方法などの他、モジュール独自の設定フォームを実装する方法や、設定ページへのリンクを管理メニューに表示する方法などについて把握することができ、それらは「第4章 メニューシステム」「第5章 データベースとの連携」「第6章 ユーザと認証」「第7章 ノードとノードタイプ」「第10章 フォームAPI」などの内容の理解を深めるのに役立ちます。
また、モジュールのインストールディレクトリの使い分け方法や、モジュールの構成ファイルを分割しインクルードすることの意味などについても触れられていますので、より効率的に開発を進めるためのヒントにもなるでしょう。

「第2章 モジュールの作成」は、これから Drupal 6.x のモジュール作成にチャレンジする方だけでなく、これまでに Drupal 5.x やそれ以前のモジュールの作成経験がある方でも、Drupal 6.x のモジュールへとアップグレードする場合などに、大いに役立つことは間違いありません。